両変形性股関節症で障害厚生年金3級を受給できたケース
相談者
相談者:女性 50代
傷病名:両変形性股関節症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給月から更新月までの総支給額:年額約58万円 遡及額約330万円 永久固定
相談時の相談者様の状況
ご自身で年金事務所に相談に行ったところ、初診日がかなり昔であることや国民年金加入の時なので人工関節では受給は難しいと言われたようで、納得できず、HPより当センターにご連絡いただいた方です。
電話でのやり取りを何度もし、初診日の証明がなんとか取得できたとのことで面談に移りました。初診日が国民年金であるものの、話を聞いていると受給できる可能性を見いだせたのでそのことをご案内。依頼ではなく質問等の電話にもかかわらず、丁寧に、根気よく対応してもらって、依頼するならここしかないとおっしゃっていただき受任の運びとなりました。
相談から請求までのサポート
股関節症などの人工関節挿入での申請でよくあるケースになりますが、社会的治癒という考え方を利用しての申請のためのサポートを行いました。
病歴の洗い出し、事実確認等を徹底的に行い、多くの情報を集めました。
その中から、社会的治癒であることが証明できるエピソードを病歴就労状況等申立書などに記載しました。これでだめであれば絶対に受給できないというくらいの手を尽くし、申請しました。
結果
障害厚生年金 3級
無事に遡及も認められ、感謝していますと本当に嬉しいご様子でのご連絡を頂きました。
永久固定ということもあり、更新も無いため、年金事務所での相談で受給はできないと言われ諦めていた場合と比較すると、
相当の金銭的な違いが出ました。
社会的治癒で申請するということ年金事務所での相談では案内されることはほとんどないと思います。それは、申請書類の内容次第で結果が変わるため、年金事務所の人に言われた通りにやったのに不支給となったと言われるなどの問題が起こってしまっても責任が取れないからということと、相談員に社会的治癒に知識が無い人が多くいるという2点が原因だと考えられます。
人によっても状況が違う為、正直社会的治癒に正解はないのではないかと考えています。だからこそ、認められるだけの信憑性のある内容で申請しなければなりません。
今回のケースも、最善の手を尽くしたものの、どちらに転んでもおかしくないと思っていました。
受給の知らせを受けたときは、本当に嬉しく、専門家として誇らしくもなりました。
年金事務所や病院、知人等から受給は難しいと言われることはあると思います。しかし、本当に難しいかどうかは多くの情報を元に探ってみる必要性があります。一方で本人達だけで判断することは到底できない事であるとも言えます。
専門家だからこそ経験、知識から判断ができ、今回のケースのように反対の結果がでることも少なくありません。
諦める前に、まずは問い合わせをしてください。専門家に確認してもだめそうであれば納得しやすいですし、実は受給できたとなればそれに越したことはないと思います。
皆様のお力になります。是非お問合せくださいね。