この記事を書いた人

伊藤 斉毅

社会保険労務士　伊藤斉毅（いとう　きよたか）

当サイトをご覧いただきありがとうございます。当事務所は愛知県知多地域を中心に、県内全域を対象として、障害年金の申請サポートを行っております。（※相談は全国対応です。）
障害年金について少しでも疑問、質問、不安のある方の相談にのり、「相談して良かった」「やるべきことが明確になった」と、相談後には気持ちが前向きに、軽くなれる様、耳を傾け、アドバイスすることを心掛けております。サポート依頼をするかどうかは後で決めれば良いです。まずはお気軽に相談ください。一緒に考え、解決していきましょう！

　　

双極性障害（うつ病）で障害基礎年金2級を受給できたケース

相談者

相談者：女性　５0代

傷病名：双極性障害（うつ病）

決定した年金種類と等級：障害基礎年金　2級

支給月から更新月までの総支給額：年額　約78万円　更新２年弱まで　約１４0万円

相談時の相談者様の状況

新聞の折り込みチラシからの案件。

うつ病の妻がおり、受給できるか知りたいと夫からの問い合わせでした。

病気の名前、症状は把握しているが、障害年金がもらえるかどうかはわからないという、一番多いパターンの状況でした。

面談を即実施し、可能性があるのであれば申請し、審査を受けたいということで依頼いただきました。

相談から請求までのサポート

本人の病歴に関しての洗い出しから始まりましたが、日時等不明確な部分も多く、通院歴の整備、証拠となる資料はないかなど、旦那さんに協力してもらいながら整備していきました。

また、病院から書類を取得するとその内容から審査で指摘を受ける可能性がある文言があったり、診断書の内容に関して、納得できる部分とできない部分があり、病院とのやり取りもありました。

本人達の記憶、想いと書類記載事項の整合性の確認、整備が非常に煩雑だった印象があります。

請求方法は、希望もあり、認定日に遡っての請求を行いました。

結果

障害基礎年金　2級　年間　約78万円　の受給が決定。

無事、受給となりました。遡っての認定とはなりませんでしたが、診断書記載の文言より、審査より疑義照会が入った場合には、初診日が変更になり、その病院では証明書が取れないことが事前に確認してあったため、不支給にもなりかねないことを考えると、受給できたことは成功といえるでしょう。

実際に、当センターが判断した病歴の流れに間違いがなかったことも証明されたことになります。

病気、通院の始まりはどこなのか。初診日の加入制度によって障害基礎年金、障害厚生年金どちらになるかが分かれ、受給難易度も変わってきます。

障害年金は書類審査であるからこそ難しい部分と逆にそこを利用して有利に運べる部分があります。

それは専門家でないとわからないという部分でもあります。

また、精神疾患での申請についても、医師の診断内容と診断書記載内容、その後の審査結果でどのような結果になるかが読み切れないということも実感した事例です。

精神疾患は、他の疾病と違い、検査結果のような明確な数値をもって診断されないため、診断医によって病名さえかわることもあり、本当に難しい疾患だと思います。

疾患別問い合わせ件数で精神疾患はトップクラスであり、受給を必要としている人の数と申請難易度のバランスが他の疾患とは違います。

その分国の審査も厳しいと感じております。

専門家の腕の見せ所でもありますので、是非問い合わせしてみてください。

病状の波が激しいこともあり、申請難易度、申請までにかかる時間を考えると、依頼いただくメリットは非常に大きいと思います。

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