知的障害で障害基礎年金2級を受給できたケース(申請検討時通院していなかったケース)
相談者
相談者:女性 40代 常滑市
傷病名:知的障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:年額約78万円 遡及含め更新まで約429万円
相談時の相談者様の状況
今回のケースは、社会福祉協議会関連施設の方よりご連絡があり、相談が始まりました。
小学校低学年から特別支援学級、その後特別支援学校に通学。その後は洋裁の学校に通い、卒業後は縁故により就労をして現在まで就労していました。
ご両親が病気を認めることが中々できなかったのだが、将来的なことを考え障害年金が必要だという認識にかわってきて、最近療育手帳を取得。
一般就労していたが、先代の社長の好意での就労、報酬であったが、代替わりし、コロナウイルスの影響もあり、日数、時間減となり収入半分以下。手帳取得をきっかけに、障害者雇用に切り替えを示唆されるなど、環境が大きく変わってきました。
将来的な不安があることやご両親が高齢であり、申請を自分たちで行うことは非常に困難な環境であるので、ご家族、相談員の方からサポートをお願いしたいとなりご依頼となりました。
相談から請求までのサポート
今回は知的障害であること、療育手帳があることから、受診状況等証明書は不要です。
一番のポイントは診断書の作成です。
近隣の精神科、心療内科は予約を取ることが非常に困難で、かつ診療開始してから診断書作成までかなり時間が掛かることが予想されました。
そこで、別件で同じようなケースで診断書の作成を行ったのと同じ方法が取れるかを確認。
今回も作成ができる条件に当てはまっていること、予約が可能であることが確認できました。
予約日までに現在の日常生活状況などを資料として作成し、診断書作成の為の面談に持参してもらいました。
診断書作成の際に、医師から「資料があるので非常に診断がしやすいよ」と言われたそうで、
同席した相談員の方からも感謝の言葉をいただきました。
後日診断書を受け取り、内容も現実と相違ない状況であったので、申請に移りました。
結果
障害基礎年金 2級
無事に受給決定となりました。
障害年金の権利が決まった通知が届き、ご両親からご連絡。
内容を説明して初めて受給が決まったと知り、大変喜んでいただけました。
将来的な不安の一つが解消されたとのことで、本人の喜んだ顔を見れたのも印象的でした。
今回の申請は障害年金の受給の為だけの診察面談と診断書作成であったため、今後の事を考えると通院先の確保などが必要です。
今後は支援員の方とも話合い、通院環境のサポートも継続して行い、障害年金が将来に向かって途切れなく支給される環境を整備していくことになりました。
今回のケースの様に、幼少期以降の通院が無く障害年金の申請時に困ってしまったというケースはよくあります。
今回の様にすぐに診断書が作ることが出来るというのは条件が必要ですが、検討してみる価値はあります。
また、すぐに出来なくても諦めることなく、しっかりと通院先を確保して申請に臨んだケースもありますので安心してください。
問い合わせきっかけは様々ですが、専門家に繋がることで状況、環境が変わる、打破できるということはあります。
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