両眼失明、両眼視野狭窄で障害厚生年金3級を受給できたケース(2回申請断念したケース)
相談者
相談者:男性 40代 武豊町
傷病名:両眼失明、両眼視野狭窄
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1級
支給月から更新月までの総支給額:年額約183万円 遡及含め更新まで約665万円
相談時の相談者様の状況
今回のケースは、生活等で困っていることがあり、役所で相談している中で、武豊町社会福祉協議会の方から、「障害年金申請についてサポートしている所があるから相談してみたら」と当センターのことを案内され、ご連絡がありました。
視力、視野障害がどんどん悪化していき、日常生活への支障もとても大きくなってきていました。
文字を読むことも非常に困難となってきたため、郵送物等が届くと役所に行き読んでもらったりしていたそうです。
面談にてお話をお伺いしていると、過去に2回障害年金申請をしようとしていたとのこと。
診断書を作成したりしていたものの、その煩雑さであったり、文字を読みにくいこと、また年金事務所へ相談に行くという移動そのものが困難であることなどがあり、断念していました。
今回が最後だと思い、重い腰を上げて問い合わせをしたのでお願いしたいとなりご依頼となりました。
相談から請求までのサポート
初診については10年以上前ではありましたが、過去に申請しようとしたときに作成した書類(現在とは書式が違うものでした。)を客観的な証拠として使用することにしました。
また、診断書についても認定日(初診から1年半経過時)のカルテが残っていない可能性がありましたが、やはり過去に申請しようとしたときに作成した診断書が残してあったこともあり、それをもとに作成していただけました。(診断書も書式が古く、再作成する必要があったからです。)
その間に病歴を整理。
診断書完成後、多少の不備があったものの主治医の先生のご協力のもと、しっかりとした内容となり、申請へと移行しました。
結果
障害厚生年金 認定日 3級 現在 1級
無事に受給決定となりました。
最初の通知が来たときに、役所の方に説明してもらったそうですが、3級での決定であり不服だという連絡がありました。
最初の通知=年金証書は権利発生時の内容で作成されます。
つまり、それは「過去の遡りの請求が認められ、認定日時点ではいくらになります」という内容です。
現在の診断書の内容からも3級はあり得ないのでそれらをご説明し、「次の通知が来るまで待っていて欲しい」と案内。
次の通知は2回に分けて発送されましたが、「現症では1級に改定されました」との通知が届きました。
役所の方の案内では良く分からないので、説明をお願いしたいとなり、通知物をご持参いただき、対面にてご説明。
過去5年の額がまとめて支払いされたこと、今後の年間の金額を説明すると大変喜んでいらっしゃったのが印象的です。
税金などを滞納していることもあり、その分を収めることができ、収めたとしてもかなり手元に残ること、今後振り込まれる金額を考えると生活を整えることができるようになるなど、
受給前後で生活環境などが一変することになりました。
障害年金が本来の目的である「障害による収入獲得能力の減退を経済的にフォローする」という役目をしっかりと果たせたと思うと当方も大変うれしく思います。
自身では2度も断念していただけに、依頼をして、結果としては雲泥の差になったと思います。
今回のケースの様に、障害状態により障害年金申請が思うように進められず、生活も困窮していってしまう事例をよく耳にします。
役所への相談から、社会福祉協議会へと繋がり、そこから当センターの様な専門家に繋がるケースも多いですが、まだまだ埋もれてしまっている方も多いのではないでしょうか。
まずは少しでも何か利用できる制度等はないかという声を上げることが、状況を好転させる一歩となりますので、
問い合わせ先が役所でも当センターのような専門家でも構いませんので動いてみましょう。
当センターは問い合わせ方法も沢山用意しておりますので、皆さんのやりやすい方法で構いませんので是非問い合わせてみてください。
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