自閉症で障害基礎年金1級を受給できたケース(IQが高くても受給できたケース)
相談者
相談者:男性 20代 南知多町
傷病名:自閉症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
支給月から更新月までの総支給額:年額約97万円 更新月まで約317万円
相談時の相談者様の状況
今回のケースは就労支援施設から「利用者さんで障害年金申請で力になって欲しい方がいる」という連絡から始まりました。
元々Facebookで当センターのことは知っており、コラムや受給事例などを拝見していた方で、「もうすぐ20歳になる子供の申請をどうしようか」と悩んでいたそうです。
元々就労支援施設の職員さんともやり取りがあったこともあり、「この先生なら大丈夫だよ」と後押しもしていただき、面談となりました。
面談でお話しをお伺いしていると、家族への暴言、暴力があるにもかかわらず、子供を庇うような受け取り方が多かったのが印象的でした。
ご自身の子供なので、当然酷く言うことに抵抗があるのは分かります。
しかし、障害年金申請ではその状態で行くと結果的にマイナスに働くことが多いのです。
盲目的になっている現状を案内し、自分たちでの申請は不安もあることからご依頼となりました。
相談から請求までのサポート
実際に申請ができるまで(20歳の誕生日前日)に半年程度時間があったこともあり、
病歴や症状の整理に十分な時間を費やすことができ、ご家族も焦ることなく自身のペースで進めることが出来たようです。
主治医も協力的なこともあり、現在の症状と比較しても妥当な診断書となり、申請となりました。
結果
障害基礎年金 1級
無事に受給決定となりました。
小さいころから自閉症と診断はされており、症状からくる様々な出来ごとがありましたが、IQが高いことから大学への進学もしている方です。
そのため、実際の状況が重度にもかかわらず、不支給となるのだろうと思い込まれていました。
しかし、実際の症状や手助けが必要な日常生活行動を整理していくと、逆に障害年金の受給が出来ないというのはおかしいと感じるほどの状況であることが分かり、それらを書面として形にすることができたので、結果としてそれを正当に審査していただき、1級での受給となりました。
受給決定の通知が届いたとの一報を受けたとき、ご両親は本当に驚いていました。それとともに、「経済的に助かるし、本人も色々なことに前向きに取り組めそうです!」とのお言葉をいただき、サポートして良かったと感じています。
今回のケースの様に、例えばIQ,障碍者手帳、精神保健福祉手帳、療育手帳の等級、学力などから、「うちの子はもらえないだろう」と判断してしまうケースは多くあります。
しかし、それらは障害年金制度とは別制度であり、当然審査も別で行います。
それを踏まえると、簡単に受給できないと決めつけるのは少し待った方が良いのではないでしょうか。
ご自身達だけで判断し、その次に専門家へも聞いてみてからでも遅くはありません。
実態を書面に起こし、予想に反して受給となったケースは思っている以上に多いです。
諦めないでください!
当センターでは問い合わせ方法も電話、メール、受給判定等様々な手段を用意しておりますので、どんな些細な疑問質問でも遠慮なく、お客様のやりやすい方法で問い合わせてみてくださいね。
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