悪性神経膠腫で障害厚生年金1級を受給できたケース
相談者
相談者:男性 40代
傷病名:悪性神経膠腫
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1.級
支給月から更新月までの総支給額:年額約190万円 死亡月まで約555万円
相談時の相談者様の状況
この方はポスティングちらしをみてご連絡いただきました。
症状もかなり悪化している状態で障害年金の対象となりそうだと思ったとのこと。
申請は妻が主体で動くしかないが、難しいことや就労、家事等のこともありご依頼となりました。
相談から請求までのサポート
初診の証明に関しては特に問題なく取得できました。
障害状態については症状が肢体、精神両方にあったので、それぞれ資料を作成し診断書の作成となりました。
しかしこの後少し問題があり、現在の診断書が依頼してから出来上がるまでに非常に時間が掛かり、申請できる診断書の期限を過ぎて出てきたということです。
その間に諸事情より転院をする事情もあり、結局転院先に事情を説明し、診断書の作成を依頼しました。
状況を汲んでくれて快く協力していただけました。
結果
障害厚生年金 1級
無事に受給が決定しましたが、審査結果がでるまでに病状が悪化し、本人が亡くなってしまいました。診断書の件で時間がかかったことや病状のある部位が複数だったため審査にも時間が掛かってしまいました。
本人がご存命のうちに結果をお伝え出来なかったことが非常に残念です。
遡及請求であること、症状が複数であること、認定日と現在、2か所の病院で診断書を作成しなければならないことなど、複雑な申請であったのは間違いありませんが、少しでも早く申請できなかったかを検証しなければならないと思っております。
また、障害年金申請中に本人が亡くなられたので、障害年金受給決定審査が終了してから、未支給年金、遺族年金の審査となり受給決定という流れになるため、ご家族に支払われるまでにも時間が掛かってしまいます。
障害年金申請は専門家でも難しいポイントがたくさんあります。そこに申請者独自の事情も絡んでくるため、正解はあってないようなもんだと感じています。
だからこそ本人申請の難易度は相当高いということも言えます。ご自身の申請難易度は専門家でないと判断できないと思います。
ご自身で申請されてから、不支給だったからお願いしたいという相談がありますが、よっぽどの事情が無い限り、同じ申請の結果を覆すということはできないと思います。(全く手が無いわけでないです。)そういう相談の時に感じるのは、「最初の申請をいかに良い状態でするか」です。
問い合わせてからでも遅くはありません。
後悔しないためにも専門家に相談していただくことをお勧めします。