この記事を書いた人

伊藤 斉毅

社会保険労務士　伊藤斉毅（いとう　きよたか）

当サイトをご覧いただきありがとうございます。当事務所は愛知県知多地域を中心に、県内全域を対象として、障害年金の申請サポートを行っております。（※相談は全国対応です。）
障害年金について少しでも疑問、質問、不安のある方の相談にのり、「相談して良かった」「やるべきことが明確になった」と、相談後には気持ちが前向きに、軽くなれる様、耳を傾け、アドバイスすることを心掛けております。サポート依頼をするかどうかは後で決めれば良いです。まずはお気軽に相談ください。一緒に考え、解決していきましょう！

　　

慢性腎不全で障害厚生年金２級を受給できたケース

相談者

相談者：男性　60代

傷病名：慢性腎不全

決定した年金種類と等級：障害厚生年金２級

支給月から更新月までの総支給額：年額約150万円　更新月まで約690万円

相談時の相談者様の状況

この方は新聞の折り込みチラシをみてご連絡いただいた方です。

透析患者で障害年金の申請ができることは知っていたが、就労の関係で中々時間を作れないことや初診が相当前であることから、中々手を出せずにいたご様子。

家族からの勧めもあり、専門家に相談してみるかとなりご連絡いただきました。

実際に面談でお話をお伺いすると、やはり初診の証明が課題であることが分かりました。

ダメ元でお願いしたいとの話となり受任となりました。

相談から請求までのサポート

初診の証明の為、病院に問い合わせてもらうと、途中でカルテを引継ぎし、廃棄したため、一定の時期からならカルテがあると言うことが分かりました。

ただし、受診状況等証明書としては書けないとの回答であったため、カルテの開示をし、客観的な資料を集めることにしました。

これについては病院と当センターが直接やり取りしながら進めました。

費用を最小限に抑えることや病院側としてできることの交渉を数度行い、資料を作成していただきました。

また、身体障碍者手帳作成時の診断書の写しも取得し、その内容等からの証拠として挙げて申請を行いました。

はっきりとした初診日の日付は不明なため、一定期間内に初診日があることでしか証明ができないこともあり、できる限りの手を尽くしてはいるが結果がどっちに転ぶかは正直わからない状況での申請となりました。

結果

障害厚生年金　２級

無事に受給が決定しました。

審査結果が出るまでに疑義照会が入り、初診日だけでなく、発病時期はいつかを証明しなければいけないことが判明。これは滅多にないケースではありますが、初診が旧法の時であったため、現在とはまた違う認定方法となるからでした。

これについては年金事務所受付の段階でも見落とされており、当方としても大変勉強になりました。

発病時期については、紹介状の中にその答えがあったことで解決できました。

ダメ元で依頼をした背景もあり、結果が出た時には本当に驚いていました。また、ご自身の老齢の年金受給も近いため、比較をしてみると障害年金のほうがメリットが大きいこともあり、喜ばれておりました。

障害年金制度は本当に複雑ですし、病歴が長いとそれだけ難しくなってきます。

今回のケースは専門家でなければ断念しているのは間違いないと思います。

専門家である我々にとっても悩まされたり、手間がかかってしまっているからです。

しかし、その分に見合った結果となり、本人以上に嬉しく感じています。

もし、お客様が問い合わせをするという一歩を踏み出し、信頼して依頼をしていなければ、結果は雲泥の差になっていると思います。

餅は餅屋と言います。障害年金に関して少しでも疑問、質問等有れば、是非当センターにお問合せしてください。

お待ちしております。

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