慢性腎不全で障害厚生年金2級を受給できたケース
相談者
相談者:男性 50代
傷病名:慢性腎不全
決定した年金種類と等級:障害厚生年金 2級 障害基礎年金 2級
支給月から更新月までの総支給額:年額 約150万円 更新5年まで 約750万円
相談時の相談者様の状況
HPを見て連絡をいただいた方です。
年金事務所に1度相談に行ったものの、制度内容の複雑さ、必要書類の多さ、自分で作成する書類の煩雑さにうんざりし問い合わせたとのこと。
初診日の証明が大きな壁としてあり、あきらめ半分であったが、面談で打てる手があるとご説明したところ、ご依頼いただきました。
相談から請求までのサポート
透析を行っていた方なので障害状態は問題なかったのですが、初診日が10年以上前なので、透析の方でよくある初診日の証明をいかにするかがポイントとなりました。
まず、初診の病院ではカルテは廃棄してないとのことだったのですが、診療報酬支払記録から終診日はわかるとのことで、その証明を出していただきました。
また2番目以降の初診日証明、本人の職歴等を使い、「初診日が一定期間内にあることの証明」を用いて申請しました。
年金事務所での提出の際には、任意様式での申立書を添付させてもらい、より確実な審査結果が得られるよう工夫もしました。
結果
障害厚生年金 2級 障害基礎年金 2級 年間 約150万円 の受給が決定。
審査からの疑義照会等もあったため、申請してから結果が出るまでに半年掛かりましたが、無事に受給決定となりました。
この案件についは、専門家でなければ不支給の結果となる可能性がかなり高いと思います。
年金事務所では形式的かつ定型的な案内であることが多く、お客様の状況と審査基準等を照らし合わせて個々人に合わせた最善の申請方法までは教えてくれません。教えたところで結果に関して相談対応者が責任を取れないことも背景にあるようです。
お客様から時間はかかったけれども、受給できることになって本当に良かったとおっしゃっていただけました。
この案件に様に、初診日の証明ができなくて申請を諦めた方が世の中には多いと思います。
しかし、専門家に相談することによって、実は申請できる方法を発見できるかもしれないのです。
年金事務所で相談している方で、あの方法を使えば受給できそうだなという内容でも、それを知らないために不支給、不受理になっているパターンが実際に見受けられます。
ご自身で申請すれば費用が掛からないのは確かですが、不支給となる可能性を考えると、費用が掛かっても専門家に相談するという選択肢もあるのではないでしょうか。
当センターでは随時ご相談受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。