障害共済年金について
■障害共済年金とは
公務員、公立病院に勤務する方などが加入する「共済組合」の加入期間に初診日がある方が対象となる障害年金のこと。
初診日、認定日(特例含む)、対象等級などは障害厚生年金制度に準じます。
しかしながら、障害共済年金独自の特徴があり、以下にそのいくつかをご紹介します。
★書類の種類、取得、提出タイミングなどが複雑
障害基礎、厚生年金(年金機構提出)と共通する書類(受診状況等証明書、病歴就労状況等申立書、請求書など)はあるが、
①各共済独自の調査票の様な書類が別途必要
②年金機構提出の場合は初回に全ての添付書類を出(原則)が、共済組合によっては、一定の書類提出後に(結果)連絡が来て、その後作成、取得、提出する必要がある
③特定の書類(年金受給者支援給付金請求書など)は別途年金機構に提出する必要がある
など、共済独自の対応を求められることがあります。
★相談の為の訪問先が無い
年金機構提出の場合は最寄りの年金事務所、役所などの相談先がありますが、共済組合の場合は対面での相談先はありません。その為、各共済組合年金課などとの電話での相談で進める必要が有ります。
★審査が甘い?→受給しやすい可能性がある
原則的には審査基準(認定基準)は変わりません。
ですが、共済組合での審査結果と年金機構での審査結果を比較すると、認定における差がある(共済組合の方が優しい、緩い)という印象であり、また同様の意見であるという多くの声を、障害年金申請事業を行っている他の専門家からも耳にします。
真偽の程は不明ではありますが、申請者にとっては朗報かもしれませんね。
■障害共済年金の金額
金額の算定方法に関しては障害基礎、厚生年金と同様です。
■共済組合の種類とは
分かり易く分類すると「国」「地方」「私立学校」となります。
・「国」→国家公務員など
国家教務員共済組合連合会、日本郵政共済組合(KKR)
・「地方」→地方公務員など
地方職員共済組合、都職員共済組合、指定都市職員共済組合、都市職員共済組合、公立学校共済組合、警察共済組合など
・「私立学校」→私立学校勤務者など
日本私立学校振興・共済事業団
実際に当事務所で受給できた事例も掲載しておりますので、よろしければ下記バナーからご覧ください。
■当事務所にご相談ください
当事務所では各共済組合への障害年金申請実績もありますし、何より共済障害年金申請は対面での相談先が無いことからも、申請準備の段階で疑問、質問の解決、不安の解消などが一般的な障害年金の申請のケースより困難だと思われます。
皆さんの疑問、質問、不安をお聞かせください。一緒に解決、解消して最善の形での申請に臨みましょう。