【コラム】本日はADHD、軽度知的障害(C判定)の方のご両親と面談を行いました。
こんにちは。愛知・知多障害年金相談センターの伊藤です。
本日はADHD、軽度知的障害(C判定)の方のご両親と面談を行いました。
あいち⼩児保健医療総合センター(大府市)の⼼療科部⾨移転に伴い、年齢のこともあり近医に転院したばかりの方です。
認定日である20歳の誕生日前日がもうすぐとのことで、少し焦っているように感じました。
転院まもないため、主治医によっては一定期間通院しなければ診断書を作成しないところもあるという話や、現在の症状を考えると診断に必要な日常生活状況をしっかり主治医に伝えないといけないことを話しました。
病院に診断書を作ってくださいということは簡単ですが、それで診断内容が現実と相違ない状態で出てくる可能性は非常に低いです。
障害年金の申請難易度を高めているポイントの一つですね。
また、初診日の証明もポイントの一つですが、療育手帳があれば先天性の疾患として認められるため、受診状況等証明書(初診日証明)が不要になります。
20歳前の障害年金申請では初診日証明が幼少期過ぎて、申請時期の20歳頃に証明が取れないということもあります。
療育手帳が取得できそうであれば取得しておいたほうがよいかと思います。
その他、初診日のわかる領収書、診断書等の客観的な書類を取っておくことも、将来的に役に立つことがありますので、小さいお子さんがいらっしゃる家庭で知的障害、発達障害等の心配があるご両親は、お子さんのためにも保管をしていただきたい思います。
制度を知らないことで、証拠が揃わず、結果不支給になるという悲劇が無くなる様、我々専門家が周知することも社会的責務ではないかと思います。