自分で障害年金の申請するのは難しいと思われた、双極性障害の方と面談を行いました。
初診のカルテが廃棄されており、年金事務所で的確なアドバイスなく断念しようとしていたケース
先日、糖双極性障害の方と面談を行いました。
このケース、HPを見て、お電話にてご連絡を頂きました。
「年金事務所で障害年金の相談をしていたが手詰って困っている。何か方法はありませんか?」とのこと。
ということで、初診の経緯などをヒアリング。
年金事務所の案内で2番目の病院で受診状況等証明書の作成は済んでいました。
その内容から前医があるということが判明。病院に連絡すると「カルテ廃棄のため、証明は作成できない」と言われてしまいました。
しかし、受診状況等証明書の内容から考えると、証拠として使えそうです。
その旨をご案内すると、大変驚かれていました。
というのも、年金事務所での相談では「受診状況等証明書以外の証拠がないとだめです。」の一点張りで、予約相談の時間がただ過ぎていくという状況で、少しも親身になって考えても貰えず、相談員に対して、信用、信頼を失い、怒って帰ってきたという経緯があったからです。
これは相談員の方に知識や経験が無かったから引き起こされた状況ですね。
初診の証拠は何とかなりそうですが、受診状況等証明書には追記が必要でしたし、保険料の納付についても再確認が必要であった為、まずは年金事務所に保険料納付要件を再確認してもらいました。
保険料納付要件がOKであると確認が取れたこともあり、依頼の為の面談を希望され、ご自宅にて面談実施。
自分達では進められないのでお願いしたいとなりご依頼となりました。
面談ではこれまでの年金事務所で受け取った書類や案内を確認することが出来ました。
すると、相談員の不手際が次々と露見しました。
一つは目は、そもそも、初診となる可能性がある日付が複数ある場合、それぞれで年金種類や保険料納付要件の確認をするのが通常です。
しかし、今回は判明している日付だけでしか保険料納付要件の確認をしていませんでした。
受診状況等証明書の内容から、前医の受診年月がわかっているにもかかわらずです。
(問い合わせ後の保険料納付要件の確認は既に済んでいてしかるべき情報のはずでした。)
2つ目は病歴就労状況等申立書の作成案内です。
「これまでの経緯が必要だから」と「出生から現在までの病歴就労状況等申立書」を作成させていました。
ありえない案内です、、、
それも出生から現在に至るまでの経緯が非常に特殊で、思い出すことは本人にとって非常に辛く、心の奥底にしまい込んでいた、思い出したくない記憶でした。
上記案内で思い出さなくてはいけないとなり、無理をして思い出し、結果的に体調を崩し、病状も悪化してしまった事実も判明しました。
初診がどこになるのかを正しく判断せず、初診が認定されるための助言等も無く、かつ必要のない病歴就労状況等申立書の作成案内により、本人の状態を悪化ささせる。
こんな相談では、本人、家族が信用、信頼を失い、怒って帰るのも当然です。
この年金事務所の相談員の対応を知り、当方も絶句しました。
こんな悲劇はあってはならないと思います。
年金事務所の相談員にはレベル差があります。また、対応力、対話力などコミュニケーション能力にも差があるのが事実です。
相談先に少しでも違和感や疑問を感じたら、別の所などの相談することも選択肢に入れていただきたいです。
その選択肢の中に、「障害年金の申請を専門としている社会保険労務士に聞いてみる」というものも入れておいて欲しいです。
社労士に聞いたから対応よく、専門的なアドバイス、サポートを必ずしも貰えるとは言いませんが、
年金事務所や役所での相談が上手くいかなかった時、状況が好転する可能性は十分にあり得ます。
申請に関する専門的な知識、経験、そしてこれまでの実績などから信用、信頼のできる事務所が必ずあるはずです。
不快な思いや後悔をしない為にも、専門家に聞いてみましょう。
当センターは皆さんに寄り添い話を聞かせていただきます。
当センターでは、相談者が問い合わせしやすい様、HP、メール、受給判定、LINE公式アカウントなど問い合わせ導線を多く準備しておりますので、やりやすい方法で是非問い合わせてみてくださいね!
LINEで簡単にご相談できます。
LINEをお使いのお方はLINEを使って簡単にご相談することができます。