スティフパーソン症候群で障害共済年金1級で受給できたケース
※初診が認定されるか、通院、治療歴が複雑などポイントが多かったが、無事に遡及認定されたケース
相談者
相談者:女性 30代 知多市
傷病名:スティフパーソン症候群
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1級
支給月から更新月までの総支給額:年額約170万円 遡及含め更新まで約1157万円
相談時の相談者様の状況
今回のケースはHPの受給判定からご連絡を頂き始まりました。
問い合わせ段階では「神経絞扼障害、神経麻痺、難治性疼痛、脊髄神経根症」等、別の診断名での問い合わせでした。
問い合わせ内容は「自身が障害年金の受給対象となるか」でした。
下肢の不全麻痺、装具使用、疼痛治療の為の手術などの状況から考えると、障害年金の受給の可能性は十分にありそうです。
更に、初診が共済組合加入中ということもプラス要素です。
その旨ご説明。
ご自宅にて面談を実施し、詳細をお伺いすることに。(面談までの共済組合から書類の取り寄せを案内)
すると、通院経緯等が非常に複雑で、審査がどこを初診とするのかが一つのポイントとなりそうなことが判明。
通院、治療経緯などを考えて可能性の高そうな病院を初診として進めていく旨ご案内。
また、症状、日常生活状況のヒアリング、その情報から診断書作成の際の注意事項、ポイントなどを案内。
障害年金の申請全般で、一般的なケースではないことは自覚しており、専門家のサポートを受けて申請に臨みたいとなり、ご依頼となりました。
相談から請求までのサポート
まずは初診についての書類の取得を始めましたが、初診だと思っていた病院より前の受診が発覚し、
因果関係の有無により、受診状況等証明書への記載の有無の判断、支持などで予想以上に手間が掛かりました。
また、病状、日常生活状況の整理を並行して行い、複数の通院先の中から、どこで作成するのが最適化を模索。
更に、症状の悪化による新規治療、入退院などもありました。
受診状況等証明書、診断書、病歴の整理、作成を数度繰り返し、申請書類が全て完成。
申請へと移行しました。
結果
障害共済年金 認定日 2級 現症日 1級
無事に支給決定となりました。
社労士伊藤の見解
今回は、通院、治療歴、診断名変更などの経緯等、障害年金の申請としては非常に複雑なケースだったと思います。
苦労の甲斐もあって、無事に遡及、額改定と認定されたので嬉しく思っています。
また、本人も大変喜んでいたので苦労も報われました。
診断名が通院開始から現在では変更となっていることも、複雑な申請となっている要因です。
診察、治療内容、因果関係の有無などの専門的な知識も必要なケースでした。
一方で、いくら複雑なケースでも、症状、日常生活状況から考えると障害年金の受給の権利は正当にあるという背景から、なんとしてでも妥当、正しい受給決定に繋げなければという想いもありました。
特に返戻、疑義照会などもなく決定となったのも、入念な計画、準備のおかげだと思っています。
今回の様に複雑なケースですと、本人、家族では障害年金の申請準備段階で力尽きて断念してしまうということもあり得るでしょう。
特に難病、希少疾患だと、我々の様な専門家でも苦労をします。
また、専門家としての力量の差も浮き彫りとなります。
今回は当方だけでなく、本人の協力も大きく、チームの様に一体となって申請に臨み、結果に繋げることが出来たと感じています。
皆さんの障害年金の申請においても、一丸となり、納得のいく申請となる様サポートしていきたいと思っています。
当センターは問い合わせ方法も沢山用意しておりますので、皆さんのやりやすい方法で構いませんので是非問い合わせてみてください。
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