高次脳機能障害で障害厚生年金3級を受給できたケース(肢体障害での申請を諦めたケース)
相談者
相談者:男性 30代 東海市
傷病名:高次脳機能障害
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給月から更新月までの総支給額:年額約58万円 更新まで約102万円
相談時の相談者様の状況
今回のケースは、当センターのHPからメールで問い合わせを頂いた方です。
脳出血後、肢体障害が残っているため、障害年金の対象になるのかどうかということでメールをいただきました。
面談にてヒアリングや実際の身体の残存障害を見ると、年齢が若いことやリハビリをしっかりしていたことから肢体障害の程度としてはかなり軽微でした。
それでも本人としては病前の状態とは大きく異なっていることもあり、苦労をされている様子が伺えました。
脳血管疾患による肢体障害(麻痺等)以外の症状はないかと、少し踏み込んでお話をお伺いすると、職務遂行が従前の様に出来なかったり、趣味等への意欲の低下、怒りやすさなどがあることが分かりました。
脳血管疾患後の後遺症として高次脳機能障害があると判断し、その旨案内。
一度主治医へ精密検査や試験等を行ってもらえるか相談した方が良いことも案内。
障害年金の申請としてはどうなるかは進めてみて判断していくしかないとは思うが、とりあえず進めたいので依頼したいとなり受任となりました。
相談から請求までのサポート
脳出血から現在に至るまではそこまで長期間でもない為、初診の証明や病歴の整理はスムーズに行うことができました。
次に病状の整理ですが、肢体障害としてはやはりかなり軽度で、主治医としても軽度であるという見解は変わりませんでした。
また、高次脳機能障害については専門的に診ることができないということで専門の病院へ転院することととなりました。
そのため、肢体障害での申請だけとなってしまうことから、一旦申請を中断し、高次脳機能障害についての診察、通院をしてみてどうなるかという様子見となりました。
転院後新しい主治医には、障害年金の申請経緯やポイントについて整理し相談。
それらについても協力的で、承知した上での通院が始まりました。
一定期間通院後、診断書作成可能となった段階で、高次脳機能障害としての症状を整理し資料作成。
診断書の内容もしっかりとしたものとなり、申請へと移りました。
結果
障害厚生年金 3級
無事に受給決定となりました。
依頼から長期間にはなりましたが、無事に決まったとのことで喜んでいただけました。
今回は相談時に焦って申請をせず、状況を整理し、障害年金、治療環境どちらも最適な状態まで整えてからの申請だったことが良い結果に結びついたケースだと思います。
診断書や受診状況等証明書の作成費用や手間暇が2倍にならずに済ませることが出来ました。
ご相談時にすぐに申請したいという方は非常に多いです。
しかし、今回のケースのように、すぐに申請できない、申請しても受給は難しそう、申請することでデメリットが出てしまう可能性があるなどのパターンも見受けられます。
病状、病気の特性、相談者の背景、障害年金申請上の考慮事項等を全て組み合わせて考えると、個々のケースで最適解というのは変わってきます。
皆さんのケースにおいて、「一番良い方法な何なのか」を少しでも気になった方は遠慮なく問い合わせて聞いてください。
障害年金申請は良く分からない、難しいというお声をよく耳にしますが、当センターでは問い合わせて頂きましたら、わかりやすく、理解できるようご説明いたします。
どんな些細な内容でも、どんなタイミングのご相談でも障害年金について回答させていただいております。問い合わせ方法も沢山用意しております。
皆さんのやりやすい方法で構いませんので是非問い合わせてみてくださいね。
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