【面談】ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方と面談を行ってきました。
先日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方と面談を行いました。
この方はご家族がインターネットで障害年金の申請について調べている中で、当センターのHPを見つけ、ご連絡を頂いた方です。
検索の中でALSでの障害年金の申請について調べている中で、わからないことも多く、何が正解なのかということを悩まれている中で専門家に依頼することも検討したほうが良いのではという感じになったそうです。
面談場所はご自宅でした。状況によって、週末がよい、ご自宅がよい、自宅ではなく近くに喫茶店がよいなどのご要望にはなるべくお応え致しますので、相談の際にお申し付けくださいね。
面談にてお話をお伺いしている中で、初診日についての特定が1つのポイントになることが見えてきました。
最近の難病での申請の傾向として、「審査による初診日の変更」があります。
これは申請した書類の内容だけでは因果関係があるかどうか判断ができず、結果として因果関係がはっきりしたところを初診日とするという判断からです。
難病ほど初期の段階では原因が特定できずに病院をたらい回しになるという傾向があり、原因がわからないということから、病院の証明書の記載内容が薄く、本当にその病気の初期症状であるかということが読み取りにくくなり、その結果として因果関係を認められないとなるのです。
初診日が変更になると、対象となる障害年金の種類が変更、保険料納付要件が満たされない、認定日に到達していない、提出した診断書の日付が認定に合わないため再作成となる等の状況になります。
これは、支給決定結果、審査期間、年金金額、請求受付までに掛かる費用、時間に大きな影響を与えます。
障害年金申請のことを理解すればするほど、難病の申請は本当に難しいと感じます。
本人達が申し立てる初診というのがずれる(前にも後ろにも)可能性を最初から考慮した上で戦略を立てていくからです。
申請者本人、ご家族、医師に、申請のポイントを理解してもらうことがスムーズにいくときといいかないときがあり、そこもまた苦労する点でもあります。
それでも我々専門家は、難易度の高低にかかわらず、障害年金制度的に、医学的に正しい審査となり、その方にとって妥当な障害年金の審査結果が出るよう最大限のサポートを提供していかなければならないと感じています。
今回の案件もできうることを駆使して行っていきたいと思います。
障害年金申請に関して安易に考えてはいけません。せめて専門家の意見を聞いてから判断して欲しいと切に願います。
当センターは必ずお力になります。まずは問い合わせからですので、遠慮なくご相談してくださいね!