両変形性膝関節症で障害共済年金3級を受給できたケース
相談者
相談者:女性 30代
傷病名:両変形性膝関節症
決定した年金種類と等級:障害共済年金 3級
支給月から更新月までの総支給額:年額約58万円 遡及含み更新月まで約200万円
相談時の相談者様の状況
HPを見てご連絡いただきました。
幼少期に膝の半月板の手術を行って以降、治療はせずに大人になって、厚生年金加入中に他の症状で受診の際膝についても受診をしたという背景でした。
人工関節は3級なのですが、年齢のこともあり、置換手術までの期間をなるべく伸ばしたいという主治医の意向もあるため、人工関節はまだ挿入されていない状態でした。また、幼少期の手術のこともあり、初診日は20歳前だという審査結果になると障害基礎年金の対象となってしまい、受給は難しくなることなどを面談にてご案内し、自身でやるにはハードルが高いということもあり、ご依頼いただきました。
相談から請求までのサポート
診断書に幼少期のことを記載されてもよいように、病歴就労状況等証明書を整備し、社会的治癒を主張するために材料も準備しました。また、ヒアリングの中から、ヘルニアや頚椎症もあることがわかったため、膝含め、すべての症状を診断書に的確に織り込んでいいただくべく、資料を作成したりして、診断書の作成に臨みました。
結果
障害共済年金3級の受給。
無事に支給が決定しました。人工関節挿入ではないため、3級が確定しているわけではないことを考えると、理想的な結果となったと思います。一方で、支給決定に大変時間が掛かりました。ご連絡をいただいてから、振り込みまでに10か月程度掛かっています。
申請までに時間が掛かったのではなく、審査に時間が掛かってしまったのです。体感ではありますが、共済組合はどの組合でも基本的に年金機構より審査時間が掛かるように感じます。また、決定した等級によっては、共済組合が決定したのちに、その結果を年金機構が受けて、年金機構分も決定をすることからも、さらに時間が掛かります。
障害年金の申請を検討されているかたは、経済的な援助がなるべく早く欲しいという方も多いという中で、これだけ審査に時間がかかるというのは問題ではないかと思います。結果がくるまでに平均的には3、4か月掛かります。これは、提出してからの時間です。
申請までの期間に加え、審査から疑義照会があったりするとさらに数か月の期間が上乗せされることを考えると、振り込みまでに相当な期間を要するということを頭に入れておかなければなりません。
申請までの時間、審査の時間を短縮するためには申請書類の整備が非常に大切だと思います。早く提出するだけであれば、本人さんでもできるかもしれませんが、内容はほぼ間違いなく置き去りにされてしまうと思います。支給開始タイミングの差が出ることや決定等級のことを考えると、実は専門家に依頼するメリットは費用以上にあります。
最速で動いても今回の様に時間が掛かることもあります。
専門家への相談が早ければ早いほど、道が開かれるのも早いと言えますので、おきがるにお問合せくださいね。